ひな祭りの雛人形の由来は?片づけの時期と婚期が遅れる理由

雛人形

ひな祭りにお雛様を飾り付けると、お部屋が華やかになります。
それが娘ちゃんの初節句だったら本当に感慨深いものがありますね。

でも、飾り付けてみたのはいいけど雛人形の由来って何だろう?

それに、雛人形を片づける時期を超えると婚期が遅れるって本当かしら?

そんな雛人形の由来についてお伝えします。

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 ☆ ひな祭りの雛人形の由来って?

ひな祭りには雛人形をお飾りして、白酒を頂いて・・・。

「雛人形は子どもの身代わり」

と聞かされて来ていても、今まで何気なく飾ってきた雛人形。
でも、自分の子どものためにお飾りをすると雛人形の由来って何だろう?って気になりますよね。

このひな祭りの雛人形、実は10世紀以上もの歴史があり、日本独自の文化なのです。

もともと、ひな祭りは平安時代に流行した紙人形を使った宮中での遊びの「ひいな遊び」と、
中国の古代中国から伝わった上巳の日の除災の儀式が合わさったもの。

除災の儀式とは、上巳の日に人の形をした形代(白紙の人形)に自分自身の穢れを移して川に流す儀式で、
日本に伝わり、ひな祭りの流し雛となりました。

でも、日本では中国の文化の伝来以前から、病気や災いから子どもを守ってくれるように、と
お守りの意味合いで子どもが生まれると布でできた這子(ほうこ)や天児(あまがつ)と言う人形を枕元に飾る習慣がありました。

そして、宮中では紙でできたひいな様をいつしか布でできた人形のひいな様で遊ぶようになっていったのです。

そして、室町時代には雛人形はよりしっかりとした形になり、
這子や天児が家で大事にされていたようにに流されず、
大切に家の中で飾られるようになっていきました。

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 ☆ 雛人形の片付けの時期は?

雛人形を出したのはいいけど、今度は片づけ。。。
大きなお雛様になるほど片付けも大変です。

でも、問題はいつ片づけたらいいのか?

地方によっては年末からお雛様を飾って、ひな祭りの日や次の日に片付けるたり、
3月3日にお雛様を出して、4月3日(旧暦の3月3日)に片付けたり、
お雛様は出す時期も片づける時期も地方色が強いですね。

基本的には旧暦の桃の節句までに片付けをしたらいいのですよ。
3月3日にお祝いして、その日に片付けるのも大変ですし。

でも、3月3日を過ぎて片づけてない・・・と気になるようでしたら、
雛人形を片付ける日まで後ろ向きにしておきましょう。
そうすることで、お帰りになったことになりますよ。
(だからって、いつまでも出しっぱなしにはしないでくださいね)

あとは、雨の日には湿気が多いので片付けず、晴れている日に片付けて、
雛人形をいい状態で保管しましょうね。

 ☆ 雛人形の由来で婚期が遅れるってなぜ?

雛人形を片付けることについて気にかかるのは、婚期が遅れるってことですよね。

色々な説がありますが、大きく分けて
・結婚象徴説
・しつけ説
・厄払い説
があります。

結婚象徴説では雛人形を早く・早く片付けることを、早く嫁に出す・早く嫁に行くことになぞらえているんです。
雛人形が天皇家の結婚式の様子を象っていますので、飾る時期や片づける時期と嫁入りをなぞらえたんですね。

しつけ節では面倒な片づけをきちんとできることは嫁入り修行との考え。
でも、お母さんが片づけるんで、娘の嫁入りはお母さんのしつけ次第ってことでしょうか。

そして、厄払い説ですが、人形に穢れや厄をうつしているので、
厄や災いをいつまでも身近に置いておかず、早く片付けたほうがいい。との考えです。

でも、人形屋さんによればどれも迷信ですが。。。

 ☆ まとめ

ひな祭りの雛人形。

厄を引き受けて下さっているんだったらって思うと、
実家のわたしの雛人形、どうしてるんだろう?って気になってきました。

そう言えば、ガラスケースに入っていて1年じゅう出しっぱなしだったんですけど、
お嫁には行けました。

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