春のお彼岸が近づいてきました。
お彼岸には、お墓参りをされる方も多いでしょう。
お墓参りで夫の実家に寄るとなると、いろいろと気をつかいますよね。
せっかくですから、実家にお彼岸らしい食べ物を持っていき、
喜んでもらいましょう。
春のお彼岸に、夫の実家へ持っていくオススメの食べ物を紹介します。
☆ 春のお彼岸の意味は?
お彼岸って、春と秋の年に2回ありますよね。
でも、単に「彼岸」といえば、春のお彼岸を指し、
秋のお彼岸は、「秋彼岸」「後の彼岸」と呼ぶこともあるそうです。
そういえば「彼岸」は、『歳時記』を見ると春の季語になっています。
「彼岸」という言葉は、仏教語の「到彼岸」からきているそうです。
では、どこから「彼岸」に到るからというと、「此岸」(しがん)から
なんですよ。
「此岸」とは、凡俗なこの世のこと。
一方「彼岸」とは、悟りの境地である涅槃(ねはん)の世界。
つまり、昔の人は俗世界の「此岸」から煩悩の川を越えて
向こう岸の「彼岸」に到達することに憧れていたのですね。
涅槃の世界は「西方浄土」ともいわれ、西の方向にあると
思われていました。
太陽が真西に沈むのは、1年中で春分の日と秋分の日だけ。
この「西方浄土」信仰と習俗などが結びついて始まったのが、
お彼岸の行事だといわれています。
☆ 2015年の春のお彼岸はいつ?
春のお彼岸の中日に当たる日を春分といいます。
この日は昼と夜の長さがほぼ同じになり、太陽は真東から昇って、
真西に沈みます。
2015年の春分に当たる日は、3月21日です。
3月21日は「春分の日」として国民の祝日になっていますよね。
3月21日をお彼岸の中日といい、中日の前後3日を加えた7日間を
お彼岸と呼んでいます。
2015年のお彼岸は、次の7日間になります。
3月18日(彼岸の入り)
3月19日
3月20日
3月21日(中日=春分の日)
3月22日
3月23日
3月24日(彼岸のあけ)
☆ 春のお彼岸に、夫の実家へどんな食べ物を持っていく?
お彼岸といえば、まず思い浮かぶのが、「ぼたもち」ですよね。
季節の花にちなんで、春のお彼岸に作るのが、ぼたもち(牡丹餅)、
秋のお彼岸に作るのが、おはぎ(お萩)という説があります。
夫の実家に「ぼたもち」を持っていくのもいいかもしれません。
手作りは無理でも、人気のある和菓子屋さんの「ぼたもち」なら、
わざわざ買ってきてくれたと、喜んでもらえるでしょう。
でも、定番の「ぼたもち」は、実家で用意されているかもしれませんね。
ほかの食べ物も考えてみましょう。
あなたのお住いの近くでしか手に入らない、
地元の人しか知らないような銘菓はありませんか?
そんなお菓子なら、味は間違いないでしょうし、
珍しいので、きっと喜ばれますよ。
季節感のある生菓子の詰め合わせは、一押しです。
繊細な生菓子を見るだけで楽しいですし、お彼岸にふさわしい
食べ物です。
和のスイーツとしても最高ですよ。
春を感じさせる桜もちや草もちなども、素朴ですが喜ばれます。
* * * * * *
もちろん、和菓子だけにこだわる必要はありません。
洋菓子でも、おせんべいでも、おかきでもOKですよ。
実家であまりお菓子を食べる習慣がない場合は、
フルーツも喜ばれるでしょう。
実家の好みを考えながら、あなたのセンスで選んでください。
きっと、喜ばれるものが見つかるはずですよ。