ジンジャーエールといえば生姜を使った炭酸飲料ですね。
確かに生姜が原料の一つだから、
名前にジンジャーがつくのはわかりますが、
エールってなんでしょう?
今回は意外と知られていない、
ジンジャーエールの名前の由来や意味を解説します。
ジンジャーエールの名前の由来
そもそもなぜ生姜入り炭酸飲料が、
ジンジャーエールという名前になったかというと、
もともとはアルコール飲料だったからです。
イギリスにジンジャービール(ジンジャービア)という、
生姜の入ったアルコール飲料があり、これにヒントを得て、
カナダドライというカナダの会社で作られたのが、
アルコールを含まない炭酸飲料のジンジャーエール。
つまり、ジンジャーエールの由来は、
イギリスのお酒だったんですね。
そして、ジンジャービールを元にして作られた生姜入りソフトドリンクは、
まるでビールみたいなシュワシュワ炭酸飲料だったので、
ジンジャーエールという名前になったとのこと。
ジンジャーエールってカナダの飲み物だったんですね。
でも確かに、ジンジャーエールってアメリカ人やカナダ人が
飲んでいるイメージはあります。
ところで、ジンジャーエールのルーツはジンジャービールなんですが、
なぜ『エール』という言葉が使われているんでしょうか?
続いてはジンジャーエールの名前の意味を解説します。
ジンジャーエールの名前の意味
よくジンジャーエールの『エール』は、
応援のエールだと思う人がいるみたいですね。
もちろんそれは誤りです。
ジンジャーエールの『エール』とは、
ビールの種類の名前なんですよ。
エール酵母という酵母菌で発酵されたビールは、
エールビールと呼ばれ、フルーティーな風味が特徴なんです。
ちなみに、アサヒスーパードライとかサッポロビールとか、
日本で最も多く出回っているビールはラガービールといって、
ラガー酵母の発酵によって作られました。
でも海外では、ラガービールもあるけれど、
エールビールを好む人も多いんですよね。
特にカナダでは、エールビールの方が人気なんだとか。
でもジンジャーエールってアルコールが入っていないのに、
ビールの種類が名付けられているなんて、
ちょっと不思議じゃないですか?
ソフトドリンクなのになぜ、
ジンジャーエールという名前になったのかというと、
先ほども説明したように、ルーツになった、
イギリスのジンジャービールに似ていたからなんですね。
アルコール飲料をヒントにして作られた飲み物、
それがジンジャーエールなんです。
ちなみにわたしは、炭酸飲料がもともとあまり好きではないため、
ジンジャーエールを飲んだことがありません。
コーラ自体も滅多に飲まないので、
ジンジャーエールを飲もう、という気持ちにならないんですね。
でも、ジンジャーエールのルーツや由来を知って、
ちょっと飲んでみたくなりました。
まとめ
ジンジャーエールはイギリスの生姜入りビール、
ジンジャービールをヒントに、カナダで作られた飲み物です。
生姜を使っており、
なおかつジンジャービールのような飲み物だったから、
ジンジャーエールという名前になったんですよ。
エールは応援という意味ではなく、
エールビールというビールの種類の名前です。
エールビール自体、日本ではあまり知られていないので、
もし機会があったら、エールビールを飲んでみてください。
スッキリした味わいで美味しいらしいですよ!