おせち料理って、基本的に葉っぱの飾りが添えられていますよね。
あの葉っぱってどんな種類が使われていて、名称は一体何?
家庭でおせち料理に葉っぱを飾りたい時は、
通販で買うことが出来るんでしょうか?
今回はおせちの飾りに使われる葉っぱについて解説します。
おせちの飾りの葉っぱの種類と名前は?

おせちに限らず、日本料理の飾りに使われる葉っぱのことを、
青掻敷(あおかいしき)と言います。
単純に掻敷(かいしき)と呼ぶこともあるんですよ。
料理に季節感をもたらして美しく盛ると同時に、
料理同士の色移りや味移り、抗菌、防腐などの役割があります。
おせち料理の青掻敷に使われる葉っぱの種類は複数あるので、
よく使われるものをまとめてみました。
・裏白(うらじろ)
その名の通り、裏が白くなっているシダ植物の一種で、
重箱に敷いて使うのが一般的。
締め飾りや鏡餅にも使われますよ。
・ハラン
大きくて長い葉を持つ植物。
重箱に敷くことはもちろん、仕切りとしてや、
丸めれば器としても使える葉っぱです。
・笹
笹の葉には抗菌作用があるため、
青掻敷では定番の植物。
大ぶりな笹は料理の下に敷く場合も多いですよ。
・南天の葉
南天は『難を転じる』という意味から、
縁起物としてお祝いの料理によく使われます。
・ヒバ
おせち料理によく使われる檜の葉。
爽やかな香りがあるのも特徴です。
・松葉
松竹梅の一つ、松の葉。
縁起物としておせち料理に飾りとしてよく使われます。
この他にも、菊の葉やシソ、小菊の花、
木の芽と呼ばれる山椒の若葉など、
色々な葉っぱを使うんですよ。
確かに、料理だけよりも、
葉っぱも添えた方がすごくキレイな盛り付けになりますね!
おせちの飾りの葉っぱは通販でも買える?

おせちの飾りに使う青掻敷は、通販でももちろん買えますよ。
・ハラン
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・笹
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・南天の葉
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・ヒバ
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・松葉
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本物の葉だけでなく、樹脂などで作られた人工の葉っぱも買えるので、
用途によって使い分けても良いでしょう。
例えば、料理を作って写真を撮るなら人工の葉、
来客へのおもてなしにするのなら本物の葉にすると良いですよ!
ちなみに、通販以外でも年末年始になると、
スーパーの青果コーナーで飾り用の葉っぱを売っている場合もあります。
また、松葉や小菊などでしたら、花屋さんでも購入できますよ。
ただし、本物の葉や花を使う場合は、
まずアルコール消毒などをして殺菌してから料理を盛るようにしましょう。
まとめ
おせちなど日本料理に使われる飾りの葉っぱは、
青掻敷(あおかいしき)というものです。
笹や南天の葉、松葉、小菊などを使って、
彩りを良くしたり、仕切り代わりとして使うんですよ。
購入する際は通販サイトで『飾り葉』と検索するか、
年末年始の時期にスーパーや花屋さんで購入できます。