新幹線車内にある障害者用の個室って、
どうすれば利用できるんでしょうか?
そもそも新幹線の個室ってどんな部屋なのか、
気になりますよね。
そこで今回は、新幹線で障害者などが利用できる、
個室の利用方法や料金を解説します。
新幹線の障害者用個室の利用方法!個室はどんな感じ?
新幹線の車内にある個室は『多目的室』といって、
実際には障害者専用ではなく、身体の不自由な人、
体調不良の人が優先して利用できる部屋なんです。
もし空いていれば、障害のない人でも、車掌さんに申し出れば、
着替えや授乳などで一時的に使えるんですよ。
多目的室と呼ばれる新幹線の個室は基本的に、各車両に設置されていて、
室内には広げると寝台になる、二人掛けの座席があります。
そこまで広さはないので、身体の不自由な人と、
その付き添いの介護者が入れる、といった感じですね。
気になる利用方法ですが、事前に個室を予約できるのは、
障害のある人のみです。
新幹線を利用する2日ほど前に、
乗車する駅へ電話で予約しましょう。
その際、乗車する日時、区間、人数(大人か子供かなども)、
車椅子を利用している場合は電動か自動か、
サイズはどのくらいかなども、忘れずに伝えておきましょう。
予約したあと、駅側が新幹線の多目的室が空席かどうかなどを確認し、
折り返し電話連絡があります。
無事に予約完了したら乗車券の受取日を決めて、
駅の窓口に行き、名前と乗車時間を伝えれば、
乗車券を受け取れますよ。
意外と予約するのは簡単ですね!
ただし、必ず電話で予約する必要があるのと、
障害者のみが多目的室と呼ばれる新幹線の個室の予約を出来るので、
その2点はくれぐれも忘れないようにしましょう。
新幹線の障害者用個室に別料金は発生する?
新幹線の多目的室と呼ばれる個室を利用しても、
なんと別料金はかかりません!
自由席指定席、グリーン車など問わず、
切符があれば追加で料金を徴収されることもなく利用できますよ。
もちろん、授乳や着替えなどで一時的に多目的室を使いたい場合も、
追加料金が発生することはありません。
しかも、1種や2種の障害者手帳を持っている場合は、
乗車券が割引されます。
乗車券を購入する際は、必ず障害者手帳を忘れないようにしましょう。
障害のある人たちの中でも、意外と新幹線の多目的室と呼ばれる個室の存在や、
予約できるということを知らない場合も多いので、これを機に、新幹線を利用する際はぜひ、
新幹線の多目的室と呼ばれる個室も利用できないか確認してみてくださいね。
まとめ
新幹線にある多目的室は障害者が優先的に使える個室です。
背もたれを倒せばベッドにもなるシートがあり、
事前に電話予約すれば利用が出来ますよ。
車椅子に座っているなど、お身体の不自由な人はぜひ、
新幹線の多目的室と呼ばれる個室を利用することをおすすめします。