JRや新幹線って、障害者だと運賃が割引になるんですが、
精神障害だと、なんとそれは適用されないんです!
でも障害には変わりないのに、
精神のばあいだと割り引かれない理由って何なんでしょうか?
今回は精神障害だと、
JRで障害者割引を受けられないのはなぜか紹介します。
jr障害者割引は精神には適用なし
基本的にJRでは身体・知的障害があり、
障害者手帳を持っている場合は、鉄道やバスなど、
公共交通機関の乗車賃を割引してもらえるんです。
ところが、統合失調症やうつ病、パニック障害など、
精神的な障害を持っていると、例え障害者手帳があっても、
割引の対象外になってしまうんですよ。
つまり、障害を持たない人たちと、
同じ運賃になるわけです。
精神障害で通院のために、公共交通機関を利用している人は、
金銭的な負担になってしまいますよね…。
精神障害者だけ割引しないのは差別なんじゃないか?
という声も上がっています。
精神的なものといえども、障害には変わりないんですから、
やっぱり精神障碍者も、手帳があれば割引を受けられた方が良いですよね。
そもそもなぜ、精神障害者は割引適用対象にされないんでしょうか?
jrが精神障害者割引対象にしない理由
JRが精神障害者も割引対象にしない理由は、
不正が防ぎにくかったからなんですね。
障害者手帳って基本的に、
本人かどうか分かるように顔写真を載せているんですが、
精神障害の場合、ひと昔前までは顔写真を貼り付けていなかったんです。
そのため、精神障害の場合は、例え手帳があったとしても、
本人のものかという確認ができず、不正に割引料金で、
交通機関を利用するのが防ぎきれませんでした。
今でこそ、精神的なものを含め、
障害って社会からは理解されつつあります。
でもひと昔前は、身体や知的障害に比べて、
精神的な障害って特に、理解されにくかったんですね。
当然、差別を受けたり、
周囲の人間から距離を置かれてしまうこともあるでしょう。
だから障害者手帳に顔写真をなるべく、
貼らないようにしていたのではないか、と言われています。
確かに、精神的な病気などは身体や知的に比べて、
障害者かどうか、他人から見ると分からないものですよね。
もちろん、現在の精神障害者の手帳には、
ちゃんと顔写真が貼られていますよ。
そのため、精神障害者でも手帳があれば、
障害者割引を適用にしたバス会社もあるんですよ。
よく利用する公共交通機関は、
精神障害者でも割引適用になっていないか、
いま一度確認してみましょう。
ただし、JRや大手私鉄では、
未だに精神障害者は適用対象外。
どうやら、経営が厳しいから適用できない、
という理由もあるんだとか…。
出来れば早めに適用対象にしてほしいですよね。
まとめ
JRや大手私鉄では、精神障害者だと、
例え障害者手帳があっても、障害者割引の対象外になっています。
昔は不正が防げなかった、という理由もありますが、
実際のところ、経営が苦しいからこれ以上割引できない、
というのが本音なんじゃないでしょうか?