ムカデの姿はとてもグロテスクです。
自ら進んで触る方はいらっしゃらないとは思いますが、
夜行性のムカデです、睡眠中などにいきなり噛まれたり・・・
そんなことがあるかもしれません。
もしもの備えが必要なのです。
ムカデに噛まれたときにどうしたらいいのか?
正しい応急処置の方法を知って備えましょう!
ムカデに噛まれたら温めるか冷やすかどっち?
ムカデに噛まれると、結構やっかいなことになってしまいます、
痛いだけではなく、対処の方法が難しいのです。
一般的に虫刺されによる炎症には、
冷やすのが正しい対処法とされています。
実は、すべての虫刺されには当てはまらないのです、
ムカデがそれにあたります。
ムカデに噛まれた際に傷口を冷やすと、
さらに痛みが増します。
ただでさえ痛いのに、さらに痛みが増します、
ムカデに噛まれたら冷やしてはいけません!厳禁です!
温める、と言うより熱くすると言えば正しいでしょうか、
熱を利用して、ムカデの毒を無効化させるのです。
傷口を温めるのが正しいのか、冷やすのが正しいのか、
正解は温める、熱くすることです。
ムカデに噛まれたら 痛みに効果的な応急処置の方法
まずはムカデがどこにいるのか確認しましょう、
まだ身体に引っ付いているならば、すぐに取り除いてください。
危険です、近くにいたならばすぐに捕まえて(素手は危険です!)、
潰すなり外に捨てるなりしましょう。
安全を確保したならば、応急処置を行います。
前述した通り冷やすのは厳禁です、
温める、と言うより「熱くする」ことが第一です。
ムカデの毒は、主にたんぱく質でできているからです。
丁度いいなと感じるほどの温度だと、効果がありません、
それどころがムカデの毒を活性化させてしまいます。
だいたい、43~46℃のお湯をかけ続ける必要があります。
結構な温度ですよね、しかし、ムカデの毒を無効化するには、
それくらいの温度がないと意味がないのです。
シャワーの温度を上げてかけ続けるのが一番よいです。
ある程度、温水をかけたら傷口を洗い流しましょう。
弱アルカリ性のシャンプーやせっけんなどを使うとよいです。
この時、ゴシゴシ洗ってください。
ムカデの毒は傷口から注入するのではなく、
表面に毒を塗り付けて、
噛んで、傷をつけ、そして浸透しやすくするのです。
お湯で温めるのと、洗うことを繰り返せば、
痛みや腫れがおさまります。
まとめ
ここで取り上げたのは、あくまでも応急処置です。
赤ちゃん、小さな子供などの場合は病院へ行くべきです。
(応急処置をした後に!)
大人であれば自分で簡単に出来ることです。
しかし、アナフィラキシーショックを起こす場合があります、
頭痛、めまい、吐き気がするなどの症状がでたら、
早く病院にいきましょう!
もしもの時のために、
正しい応急処置の方法を知っていただければ幸いです。