突発性発疹や手足口病って、
どちらも小さいお子さんがかかる病気なので、
割と判断しづらいんです。
しかも、どちらの病気も人に伝染してしまうことがあるので、
すごく厄介なんですね。
そこで今回は、小さい子を持つ親御さんなら知っておきたい、
突発性発疹と手足口病の見分け方や症状の違いを解説します!
突発性発疹と手足口病の見分け方。症状の違いは何?
突発性発疹と手足口病の見分け方を分かりやすくまとめました。
・発疹が現れる場所
突発性発疹も手足口病も体に発疹が出てくるのですが、
それぞれ現れる場所が違います。
まず突発性発疹の場合は、胸やお腹、背中など、
体の中心に発疹が現れはじめ、そして全身に広がっていきます。
一方、手足口病は、口周りや口内、手足、膝、お尻などに、
水疱性の発疹が出てくるんですよ。
・流行しやすい時期とかかりやすい年齢
突発性発疹は特定の季節に流行することはなく、
また主に発症してしまうのは、
生後4ヶ月~1歳頃のお子さんです。
手足口病は主に夏に流行することが多く、
生後6ヶ月~5歳くらいまでのお子さんがかかってしまいます。
手足口病の方が、発症してしまう年齢が幅広いんですね。
・発熱する期間
突発性発疹になると、38~39℃という高熱が出て、
それが3~4日間ほど続きます。
発疹が体に現れるのはその後から。
手足口病は38℃の熱が2日続いて、
その後に水疱性の発疹が現れる、という症状なんですよ。
・お子さんが不機嫌になるかならないか
お子さんが突発性発疹になってしまうと、
高熱が出ているにも関わらず、
比較的に機嫌があまり悪くなりません。
反対に、手足口病にかかると、
かなり不機嫌になってしまうことが多いため、
『不機嫌病』とも呼ばれることがあるんですよ。
以上が突発性発疹と手足口病の主な違い。
でも、素人目で病名を判断するかは危険なので、
早めに小児科を受診するようにしましょう。
ちなみに、どちらの病気も、
飛沫感染や接触感染するので、
親御さんや兄弟がいる場合は注意してくださいね。
突発性発疹と手足口病の同時発症はある?
最悪なことに突発性発疹と手足口病を同時発症させてしまうことは、
もちろんあるんです。
胸やお腹などの発疹が引いてきたかな、
と一安心していたら、今度は口周りや手足に発疹が出てしまった、
というケースも少なくなりません。
しかも、手足口病も併発させてしまうと、
口内もずっと痛い状態なので、
なかなかお子さんがご飯を食べてくれない場合もあるんですよね。
もし手足口病にもかかってしまい、
お子さんがあまりご飯を食べたがらないのでしたら、
おかゆなど流動食を与えるといいかも知れません。
いずれにしても、本当に厄介な病気ですね。
小さいお子さんは保育園などで、
お友達からウイルスをもらってきて感染することもあるので、
熱が出たら早めに病院に連れて行くと良いかも。
まとめ
突発性発疹と手足口病は、
発疹が出る場所や季節、お子さんの年齢、
発熱する期間などで見分けられます。
でも、突発性発疹と手足口病を同時発症させることもあるし、
お子さんによっては特徴通りの症状にならないかも知れないので、
早めにかかりつけの小児科に連れていくと良いですよ!