刑事ドラマでよく登場する、巡査部長と警部補って、
一体どちらの方が上なんでしょうか?
警察の階級ってよく分からないですよね…。
でも、ドラマをもっと面白く見るためにも、
知っておいた方が何かと役立つかも知れません!
そこで今回は、意外としられていない、
巡査部長と警部補の違いを徹底解説!
巡査部長と警部補ってどっちが上?
巡査部長と警部補でしたら、階級は警部補の方が上です。
警部補って実は、巡査部長の一つ上の階級なんですよね。
警察の階級は、巡査、巡査部長、警部補、警部、
警視、警視正、警視長、警視監、
警視総監というように上がっていきます。
そして警察官のトップとなるのが、
警視庁長官なんです。
ちなみに、一般的な会社の役職でいえば、
巡査部長は主任、警部補は係長に当たります。
一般企業の役職に例えると、
かなり分かりやすいですね。
また、巡査部長も警部補も、
警察本部である警察署内で職務に従事しています。
ところで、刑事ドラマの主人公って、
巡査部長や警部補が多いと思いませんか?
これにもちゃんとした理由があるんですよ。
実は、基本的に犯罪が発生した際に現場に行くのは、
警部補以下の役職の警察官なんです、
つまり、警部以上になると管理職になってしまうため、
ほとんど現場に出ることがなくなります。
だからドラマで犯人を追い詰めて失敗して、
怒られているのは大概、警部補以下の警官だったんですね。
巡査部長と警部補の年齢層と年収はどのくらい?
警察官で、それも巡査部長や警部補ともなれば、
それなりに年収をもらっていそうですね。
実際のところ、どうなんでしょうか?
巡査部長だとだいたい年収は400万~850万円ほど。
なぜこんなに金額の幅が広いかというと、
警察官本人のキャリアや学歴によっても、
年収に大きく差が出てしまうんです。
高卒の地方公務員の警官なら、だいたい400万程ですが、
大卒のキャリア組なら年収は高く、
850万を超える場合もあるでしょう。
そして警部補も年収はだいたい450万~900万円ほど。
こうしてみると、あまり巡査部長と警部補って、
そこまで年収の差がないですね。
ちなみに年齢ですが、早ければ25歳で巡査部長に、
30代で警部補になれる場合もあります。
でも、出世コースから外れてしまうと、
40代になっていても、未だ巡査部長の役職、
という人もいるんですよね。
つまり、巡査部長も警部補も、
比較的に年齢の幅が広いんじゃないでしょうか?
確かに一般企業の役職でもみてみると、
20代~30代で主任、30代で係長というのは、
割と早く出世している方なんじゃないかと思われます。
だから刑事ドラマでも、巡査部長や警部補って、
年齢が比較的若い人が多かったんですね。
まとめ
巡査部長と警部補の場合は、
警部補の方が階級が一つ上です。
そのため、意外と年収や年齢にそこまで差はなく、
むしろ学歴やキャリアによって、
年収が大きく変わってくるんですよ。
ただ、現場の方が性に合っているから、という理由などで、
40代になっても巡査部長や警部補まで出世していない警官もいるでしょう。
割と巡査部長と警部補って、年齢の幅も広いんですよね。
そんなことも頭に入れておきつつ、
改めて刑事ドラマを見てみると面白いかも!?