オフィスでの仕事の大半を占めるデスクワーク。そんなお仕事の、
一種の職業病になっているのが腰痛です。
忙しいからと我慢していては、やがて痛みがひどくなり、集中力を欠き
仕事にも支障をきたします。
とはいえ、ほとんど丸一日座りっぱなしの状態では、オフィスで可能な
ストレッチをしたところで、なかなか症状は改善されませんよね。
そこで今回は、デスクワークで腰痛を引き起こす本当の原因を
明らかにすることにより、根本的な解決方法を探りたいと思います。
椅子に座り続けると何故腰痛になるの?
そもそも人間の体は、構造上、長時間座っていることに向いていません。
椅子に座って机に向かっていると、多くの人が猫背ぎみになり、
背骨に負担がかかります。さらに腰椎の椎間板の一部に負荷が
かかり続けます。その結果、特定の筋肉だけが緊張し続けることによって、
血流が悪くなり老廃物がたまり腰痛の原因になってしまうのです。
猫背と同様に、足を組んだり、斜めに座ったり、お尻だけ浅く
座ったりといった、ついやってしまいがちな座り方も、一部の筋肉だけを
緊張させて、血流を悪くし、腰への負担を大きくしているのです。
血流が悪くなれば、内蔵のはたらきやホルモンバランスにまで
悪影響が出て、重大な病気の原因にもありえます。
忙しいからと言って、腰痛を我慢していると、どんどん身体が
むしばまれていきますよ!
腰痛の予防法&改善法をご紹介!
腰痛は困る。
しかしそうも言ってられないのも事実。
デスクワークである以上、長時間
座りっぱなしの環境は変えられませんよね?
でも大丈夫!
座り方を変えるだけで、腰への負担を減らし、腰痛の予防と
改善になる方法があるんです。
ポイントは以下の4点。
①イスの奥に座る。
②あごを引き、頭をまっすぐにする。
③ひざと腰の角度を直角にする。
④足のうらをしっかり床に付ける
いかかでしょうか?
それぞれはちょっとしたことですが、これだけで、
座っている間の腰への負荷をずいぶん軽減できます。
しかし、いくら正しい座り方をしていても、長時間同じ
姿勢でいれば、筋肉は硬直していくもの。
少なくとも一時間ごとに5分は椅子から離れ、足踏みをしたり、
腰をひねるなどの運動をしましょう。
まとめ
長時間のデスクワークから来る腰痛の原因は、姿勢の悪さと
一部の筋肉の緊張と硬直による血流の悪化でした。
正しい姿勢で座り、適度な運動をすることによって、かなりの
改善がみられるはずです。
忙しい仕事中だからこそ、痛みを我慢するのではなく、早めに対策を
とって腰痛を克服しましょう。