最近は真夏日の日が増え、もう夏本番ですね。
夏になると気を付けたいのが食中毒!
毎年夏になると食中毒のニュースがテレビで流れますよね。
生で食べるようなものは十分に注意しなければいけません。
鳥刺しのように火を通さないものは食べたいけれど、
ちょっと怖いとも思ってしまいますよね。
今回は鳥刺しの食中毒と鳥刺しを安全に食べるポイントについてご紹介します。
鶏の刺身は食中毒に注意!
生肉が大好き!という方は多いですよね。
しかし、生肉はさまざまな菌に汚染されていることがあります。
特にカンピロバクターという菌は鶏、豚、牛などの家畜から、
猫やハトなど身近な動物の腸内に存在しています。
中でも鶏のカンピロバクターの保菌率は高いと言われています。
この菌はわずかな菌数(100個前後)でも
発症することがわかっています。
そのため、ほんの少しの菌を摂取しただけでも
食中毒になってしまうのです。
鶏がカンピロバクターに感染するのを防ぐ有効な方法は
まだわかっていないので、完全に防ぐことはできません。
仮に鳥が感染していても鶏自体に症状が現れないため、
見分けることができないのです。
鶏の刺身の食中毒の症状
食中毒を起こすと、腹痛、下痢、発熱などの症状が出ます。
潜伏期間が2~7日ほどと長いため、どの食品で
食中毒を起こしたか見分けにくくなっています。
治療を始めると1週間以内に回復することが多いですが、
まれに症状が長引くこともあります。
カンピロバクター食中毒の患者数は毎年
1800~2000人ほど出ています。
鶏がカンピロバクターに感染するのは生きているときなので、
新鮮な鶏肉だから食中毒にならないというのは間違いです。
抵抗力の弱い子どもや高齢者は重症化しやすいため、
生肉はできるだけ避けるべきです。
鳥刺しを安全に食べるためには?
鶏肉にカンピロバクターの付着を防ぐ方法が無いので、
必ずしも安全といる鳥刺しはないです。
鶏肉を食肉加工する際にカンピロバクターが付着してしまうと、
どんなに新鮮な肉でもアウトです。
安全に鳥刺しを食べるなら、お肉屋さんで生食OKになっている
ものにしましょう。
生食OKの表示がないスーパーのお肉などを生で食べると
高確率でお腹を壊します。
表面をあぶったり、湯にくぐらせれば大丈夫だろうと
考える方もいらっしゃいますが、全く意味がないですよ。
流通の間に中まで菌が入りこんでしまうこともあるので、
表面に火が通っていれば大丈夫という考えはやめましょう。
食事をする店にも気を付けて、きちんとした提供ができていない
ような店では絶対に生食は避けてください。
まとめ
いかがでしたか?
鳥刺しをはじめ、生食のお肉はおいしいですよね。
しかし、生で食べるということは
菌を口に入れることにもなります。
元気なときは大丈夫でも、抵抗力の落ちているときなどは
途端にお腹を壊すなんてこともあります。
安心安全にお肉を食べるなら、もちろん完全に火を通すに
越したことはありません。
毎年、居酒屋や焼き肉店などでカンピロバクター食中毒が出ています。
鳥刺しを食べるときは信用できるお店で食べましょう。