ついに近畿地方も梅雨入りしましたね。
来月7月1日からは祇園祭が始まるので、
天気も気になるところですね。
祇園祭のメインというと「山鉾巡行」や
「宵山」ですが、大変な混雑になります。
他にも人気なのが、
山鉾巡行に向けて建てられた鉾や曳山がきちんと
動くかどうか試運転する「曳き初め」です。
曳き初めは試運転だけでなく、音頭取りやお囃子の方も
乗るので本番さながらの迫力を感じることができますよ。
また、一般人でも参加できる機会なので
ぜひ参加したいですね。
今回は祇園祭の曳き初めについてご紹介します。
祇園祭の鉾の曳き初めはどこで?
曳き初めは各山鉾町で行われます。
曳き初めの開始時刻の前に、お目当ての
山鉾の場所に行くと曳くことができますよ。
子どもたちがメインで曳くことが多いのですが、
そう何度もできることではないのでぜひ参加してみてください。
中でも人気の長刀鉾の曳き初めは、長刀鉾保存会前から
四条冨小路に移動した後、折り返して長刀鉾町へ戻ります。
(試験運転ということで、折り返す際に辻回しはしません。)
このように数百メートルの距離を移動し、
引き返すということを各山鉾が行っています。
曳き初めは地元の幼稚園の園児や大学の学生などが
毎年参加していて賑わっていますよ。
曳き初めが行われると交通規制が敷かれるので、
お車で来られる方は注意してくださいね。
祇園祭の曳き初めの行われる時間
曳き初め(舁き初め)は前祭は7月12日~13日、
後祭は7月20日~21日となっています。
※鉾の場合は曳き初め、山の場合は舁き初めと言います。
・前祭
7月12日
14:00~ 函谷鉾
14:30~ 鶏鉾
15:00~ 菊水鉾・月鉾
15:30~ 長刀鉾
7月13日
12:00~ 蟷螂山
15:00~ 放下鉾・船鉾・岩戸山
・後祭
7月20日
14:00~ 大船鉾
15:00~ 北観音山・南観音山
7月21日
11:00~ 橋弁慶山
時間はあくまで”目安”の時間です。
待ち時間が長くなることもあります。
祇園祭の曳き初めに参加する際のおすすめの鉾と注意点
おすすめは人気の長刀鉾です。
天に突き上げられた長刀は迫力満点!
山鉾巡行とは違い、近くで見られるのが曳き初めの魅力ですね。
長刀鉾は、曳き初め初日の最後ということもあり、
他の鉾を曳いてから参加する方も多いですよ。
中にはすべての鉾をはしごする強者も!
※祇園祭の鉾の曳き初めに参加するときの注意点※
・綱を持つ前は、作業している方の迷惑にならない位置で待っていてくださいね。
・綱を並べ始めると、参加者は綱を持ち始めるのでそのときに一緒に持ちましょう。
・くれぐれも、綱をまたがないように!
・タイミングを逃すと綱を持てなかったなんてことになるので気を付けてください。
参加者が多いと密着して歩くことになりますので、
歩きやすいスニーカーなどを履いて参加することをおすすめします。
鉾の曳き初めに参加すると、厄払いになると言われています。
他にもさまざまな特典があるので、ぜひ参加してみてください。
長刀鉾では、鉾の上に上がれる拝観券が配られます。
※長刀鉾は女人禁制のため、鉾の中には入れません。
長刀鉾の中に渡るための会所の2階まで見ることができます。
他にもアイスキャンディーと交換できる券をもらえたりする
山鉾もあるので、曳き初めは子どもにも大人気なんです。
まとめ
いかがでしたか?
お囃子が演奏され、音頭取りも本番と同じように
音頭をとっています。
長刀鉾には可愛らしいお稚児さんも。
曳き初めの晩(12日~)から宵山の日までお囃子が
鳴っているので祇園祭の雰囲気に浸ることができます。
山鉾巡行とは違い、女性や子どもが参加できるので
また違った山鉾をみることができますよ。
曳き初めをすると1年間の厄除けになるので、
ぜひ参加してみてください。