みなさん、カレーのおともと言えばなんでしょうか?
福神漬けもいいですが、”らっきょう”もおいしいですよね。
らっきょは美味しくいただけるだけでなく、
健康を保つためにも取り入れたい食材です。
メタボ気味のお父さん!らっきょうは生活習慣病や
血圧が高い人にもおすすめなんです。
今回はあまり知られていない”らっきょう”についてご紹介します。
らっきょうの効果と効能
らっきょうは薬用植物の一種で、漢方にも使われるほど体にいいもので、
生薬名は”薤白(がいはく)”と言います。
胸のつかえや痛みに効果があり、”心臓のくすり”とも言われています。
また、らっきょうには、にんにくやタマネギなどにもある
”アリシン(硫化アリル)”が含まれています。
アリシンはビタミンB1の吸収を高め、血液を浄化する作用があります。
つまり血液をサラサラにしてくれるのです!
ビタミンB1は豚肉に豊富に含まれているため、一緒に食べると効果が抜群です。
ポークカレーとらっきょうは理にかなった、最強のコンビなんですね。
アリシンには”ジアリルスルフィド”という成分が含まれており、
がん予防にも効果があるとされています。
他にも、食物繊維がごぼうの3~4倍ということもあり、
整腸作用があります。
食物繊維は便秘解消に効果的なので、最近では好んで
食べる女性も増えてきました。
らっきょうの効果は血圧にもある?
らっきょうはアリシンは血液をサラサラにしてくれる
ということをご紹介しましたが、血液がサラサラになることで
結果的に血圧を下げることができるのです。
血圧が下がると心臓への負担も軽くなるため、
心筋梗塞、狭心症などの病気にも効果があります。
にんにくなどのも含まれているアリシンですが、
熱に弱いので体に取り入れるのはなかなか大変なんです。
しかし、らっきょうは甘酢漬けなど生で食べられることが多く、
効率的に取り入れることができる素晴らしい食材と言えます。
らっきょうを1日に何粒食べるのがいい?
生活習慣病に効果的で現代人にぴったりの素晴らしい食材ですが、
食べ過ぎは禁物です。
らっきょうに含まれているアリシンは殺菌効果が強く、
胃がんの原因と言われるピロリ菌をも死滅させる効果があるのですが、
強すぎる効果ゆえに中には胃を荒らしてしまう方もいらっしゃいます。
症状がひどいときは、のどや食道、腸などの消化器官に影響が出てきます。
そのため、らっきょうは1日4~5粒ほどで留めておくことをおすすめします。
また、整腸作用もあるため、おならが出やすくなります。
外出する人や大切な予定がある人は控えた方がいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
らっきょうはよほど好きな人と嫌いな人がわかれる食材ですね。
嫌いな人はだいたい甘酢漬けの味が苦手という人が多いです。
そのため、生のらっきょうやらっきょうの天ぷらを食べて
おいしさに気づき、大好きになってしまう人もいます。
体にいいのはわかったけど好きじゃないという方は、
まず調理方法を変えて召し上がってみてはいかがでしょうか?
最近太ってきた、健康診断でメタボと言われた、
血圧が高いのが気になっているなどなど…
30歳を過ぎたあたりから体のあちこちに異変が出てきた人も多いと思いますが、
そんな人こそ、らっきょうを積極的に食べていただきたいですね。
これからは、暴飲暴食はほどほどに、適度な運動と”らっきょう”を
1日4~5粒食べて、健康で生き生きとした生活を送っていきましょう。
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