最近増えてきた国際結婚ですが、子供を海外で出産したりした場合、
海外でパスポートの申請をしなければいけません。
でも、日本で申請ならまだしも、海外ではどうしたらいいか
不安になりますよね。
そんな海外での子供のパスポートの申請でも、
イタリアの場合をご紹介します。
パスポートの申請を海外でするには イタリアの場合
パスポートの申請を海外でする場合、日本大使館や日本領事館で行います。
日本大使館はローマに、日本領事館はミラノにあります。
在ミラノ領事館はイタリアの中でも北イタリア8州
(エミリア・ロマーニャ州、ロンバルディア州、ピエモンテ州、
ヴァッレ・ダオスタ州、フリウリ‐ヴェネツィア・ジュリア州、
ヴェネト州、リグリア州、トレンティーノ‐アルト・アディジェ州)
が管轄となっていて、あとの州はローマにある日本大使館が管轄となっています。
基本的に土日祝日が休館日ですが、復活祭にまつわる休日は
パスクワとパスクエッタのみです。
ですから、ロンバルディア州に住んでいるのでいる場合は
在ミラノ領事館で申請を行うことになります。
在ミラノ領事館は開館時間が午前9時15分~12時15分、
午後1時30分~4時30分ですので、
申請する場合は時間に気を付けてください。
普通、必要書類をもって在ミラノ領事館に行ってパスポートの申請するのですが、
在ミラノ領事館は1日出張なども時々あり、その場合は1日出張の場所で
パスポートの申請も出来ます。
在ミラノ領事館にあらかじめ(パスポートの申請に行く3日以上前に)連絡をしておくと、
ミラノに住んでいない場合には1日でパスポートを作成してくれます。
何度もミラノに行きたくない、遠方で大変な場合には領事館へ電話で連絡しておきましょう。
在ミラノ領事館tel:(02)6241-141
パスポート申請 子供の本人確認のための書類
子供のパスポートの申請に必要な書類は
戸籍謄本1通(発行日から6か月が有効期限)
縦45mm×横35mmの写真(白黒でもカラーでもよい)
有効期限が切れたパスポート(持っている場合)
イタリアや他国のパスポートか出生証明(重国籍を持っている場合)
です。
旅券発給申請書は領事館や大使館に備え付けのものしか使えませんので、
ミラノやローマに住んでいて取りに行ける場合以外は
申請に行ったときに書き込みます。
旅券発給申請書の本人のサインの欄は子供が6歳ごろまでで字をかけない場合、
親が代理でサインをします。
子供がハーフだったりする場合、名前の記載でイタリア名など
外国語の名前もある場合には、公的な身分証明書を持参しましょう。
(Carta d’identita’やlibretto della sanita’など)
申請用の写真は頭の長さが34±2に改正されたのですが、
イタリアで証明写真を撮ってもらうときに驚かれます。
写真屋さんで写真を切ってもらって、長さが足りないと
受け付けてもらえないので、自分で切るか、
大き目に切ってもらいましょう。
赤ちゃんの写真の場合は丸顔の場合、長さよりも耳まで
ちゃんと入れて顔のアップであることが大切です。
あと、戸籍謄本を持っていて、兄弟まとめてパスポートを申請する場合には、
1通のみでまとめて申請できます。
パスポートの申請のみでしたら、子供の場合、
親などの法定代理人が申請できますが、受け取りには
パスポートの申請者本人がいなければいけませんので、
注意してください。
パスポート申請 子供料金は?イタリアの場合
イタリアで子供のパスポートを申請する場合の料金は、
子供が12歳未満の場合は47ユーロです。
子供が12歳以上で5年有効のパスポートの場合は
86ユーロとなります。
余談ですが、イタリアのパスポートの場合は子供でも大人料金です。
それが新生児でもおんなじでびっくりしました。
まとめ
わたしは上の子のパスポートを数年前にミラノで申請した時に、
1日で発行してもらいました。
朝の9時半ごろに申請して受け取ったのは3時半ごろでした。
何回もミラノまで行かなくて済んだので、すごーく助かったのですが、
10か月の赤ちゃんとの時間つぶしは大変でした。
特にトイレとおむつ替え。
わたしは待ってる間、結局ミラノ中央駅で時間をつぶしましたが、
お昼休みの時間をどこで過ごすか、先に考えておきましょう。