雨の日の外出は、気分がのらないものです。
そのうえ、くせ毛だと、余分な気苦労が伴います。
いつもより、さらに、くせ毛がうねり広がってしまうかと思うと、
滅入ってしまいますよね。
そうかといって、これ以上、縮毛矯正を続けて、髪や頭皮に負担を
かけたくないし、１０年も続けてきたので髪が少なくなってきた
ような気がするし……。
悩みは尽きませんよね。
くせ毛のショートヘアと、雨の日の付き合い方について
考えてみましょう。
くせ毛の原因
くせ毛の主な原因は、毛根にあるといわれています。
毛根が頭皮に対してまっすぐでなく、ゆがんでいると、
うねった髪の毛、つまり、くせ毛が生えてきます。
毛根のゆがみ具合によって、毛髪のうねり方も変わってきます。
そのため、くせ毛といっても、人さまざまです。
くせ毛になるのは、遺伝的要素も大きいそうです。
なんと、日本人の７０％がくせ毛というから驚きですね。
日本人に多いのは「波状毛」と呼ばれるタイプです。
波のようなうねりが特徴で、大きなうねりや小さなうねりが
あります。
くせ毛のショートヘア 雨の日のうねり・広がる時の対策
雨の日は湿気が多くなり、いつもにまして髪がうねり、
広がりやすくなります。
水分を多く含んだ髪は、くせ毛が目立ちやすくなるからです。
出かける前に専用のヘアトリートメントなどを付けてから、
しっかりブローしましょう。
髪をコーティングして膜を作り、余分な水分が髪の中に入るのを
防いでくれるヘアトリートメントも売られています。
シャンプーやコンディショナー類も、自身の髪質に合ったものを
選び、ドライヤーの使い方にも注意が必要です。
うねりや広がりをできるだけ抑え、くせ毛を目立たなくするには、
髪の水分のバランスを調節することが重要なのです。
特に雨が続く日はシャンプーでさっぱりさせたいですが、
洗浄力が強く髪の毛の保護膜まで傷つけたのでは
頭皮や髪の毛の保湿のためにも逆効果。
ジメジメしているのに、髪の毛も頭皮も乾燥してくせ毛がより、扱いにくくなります。
ですから、保湿効果の高いシャンプーを使うことが
扱いやすい素直な髪にするのに近道です。
また、広がりを抑えるためには、カチューシャやピンも有効です。
ただ、一歩間違うと子どもっぽくなりますので、日ごろから
大人の女性の使い方を研究しておきましょう。
くせ毛にもよりますが、あなたが日本人に多い「波状毛」で、
比較的大きなうねりなら、思い切ってロングヘアにしてみませんか。
ロングにすると髪の重さで、ショートのときよりも、うねりが
目立たなくなりますよ。
くせ毛は、一生ついて回る
くせ毛と直毛とは、もともと、髪の生え方が異なるのですから、
縮毛矯正で直毛に近づけるには無理があります。
まして１０年も続けると、髪が悲鳴をあげています。
人生は長いのです。
髪に決定的なダメージを与えて取り返しのつかなくなる前に、
くせ毛との付き合いを考えていきましょう。
もしかしたら、直毛の人は、くせ毛のあなたを羨ましがっている
かもしれませんよ。
考えてみれば、パーマをかけなくても、ウェーブが自然にできるなんて、
すごいことです。
近年、中高年の女性で、薄毛で悩んでいる人が増えています。
薄毛でなくても、年を重ねると髪のボリュームがなくなってしまい、
ボリュームがあるように見せるため、きつめのパーマをかけたり、
ウィッグを付けたり……。
将来、あなたのくせ毛は大きな助けになるでしょう。
ボリュームがあると若々しく見えるので、みんなに羨ましがられる
こと請け合いです。
まとめ
くせ毛を、天使みたいでかわいいと思っている人は、意外に
多いものです。
それに、くせ毛はパーマをかけなくてもウェーブが出るので、
安上がりです。
細くなった髪は、地肌をやさしくマッサージして血行をよくすれば、
徐々に回復していくはずです。
今後は、信頼できる美容師さんと相談して、あなたのくせ毛を
生かしたヘアスタイルを、一緒に考えていきましょう。
くせ毛と一生付き合っていくことを、覚悟するよい機会だと
思いますよ。
